シンガポール第2の携帯電話事業者スターハブが、プリペイドサービスプランの一部としてソーシャルメッセージングアプリWeChatをサポートする事業提携を結んだ。これにより、スターハブのプリペイドユーザーは、テキストメッセージと音声メッセージにWeChatプラットフォームを利用できるようになり、「トランシーバー」感覚でチャットしたり、写真やコメントを送信・共有したり、アニメーションステッカーを送信したりといったことができるようになる。

自身の電話でサービスダイヤル「*123#」を使いたいユーザーは、0.40シンガポールドル(約32円)/日、あるいは6シンガポールドル(約480円)/月からWeChatを使うことができる。WeChatを保有するテンセント社のシンガポール担当マネージャを務めるルイス・ソング氏は、消費者が「自分たちの生活を共有する方法をもっと管理できる画期的・効率的なソーシャル・モバイル・コミュニケーション」を求めるようになってきていると述べる。

シンガポールの携帯電話サービス大手シンガポールテレコムは、今年初めにLoopMeをひっそりと立ち上げ、失敗した経験があるにもかかわらず、独自のOTTメッセージングアプリの提供を画策しているとされる。