NSNと中国移動通信研究所(CMRI)は、「LTEと5Gにおける先進モバイルブロードバンド技術の研究と標準化で協力関係を深める」ために、提携を拡大した。NSNは、2010年に同研究所と事業提携を結んでいる。今回新たに合意した内容は、「将来のモバイルネットワークにおける重点領域の概略策定」と言われており、「5Gなどの先進技術に関する共同研究や標準化、試作品開発、LTE開発の最適化、クラウドベースの無線アクセスネットワーク(C-RAN)、次世代小型セルを展開するための新コンセプト「ナノセル」、2G/4Gとコアの仮想化の共存」などがテーマとして上がっている。

CMRIのゼネラルマネージャを務めるビル・ファン氏は、「帯域幅の大幅な単価下落が、将来のモバイルネットワークにおける成功の鍵」と述べている。両社は現在のパートナーシップを通じて、TD-LTEの世界市場開発など、「TDの技術と標準規格」の分野で互いに取り組んできた。