Xinhuaによると、中国の最も人気のある検索エンジンのバイドゥ(百度)およびタクシー手配サービスを営むShouqi Limousine & Chauffeuはテクノロジーを共有して、自律走行自動車の共同開発を行う戦略的パートナーシップを結んだという。

バイドゥとの取引により、マップサービス並びに人工知能(AI)プラットフォームDuerOSおよびApolloオートパイロットソフトウェアがShouqiに提供される。同国営ニュース機関によれば、Shouqiは自動運転車向けの高精度マップの開発を支援するという。

2015年に創立されたShouqiは、北京、広州、上海を始め、中国の52都市において66,000台を超える車両を運営している。

米国カリフォルニア州のバイドゥ研究開発施設で開発されているApolloオートパイロットソフトウェアは、AlphabetのWaymo自動運転車のイニシアチブと直接的な競合関係にある。バイドゥは、2013年に開始された継続的戦略の一環として2016年にシリコンバレーで自動運転車両ユニットを完成させた。同社は、2019年までに中国の公道で自動運転車両を走らせることを目標としている。

7月、バイドゥは50社を超える自動車および技術系企業と包括的な連携関係を形成し、Apolloプラットフォームをグローバルイニシアティブへ発展させた。

この大手インターネット企業では、BAIC Motor、Chery Automobile、Chongqing Changan Automobile、FAW Group、Great Wall Motorsの中国車輌製造業者5社と連携している。Great Wallを除き、これらはすべて国営企業である。