Alipayの親会社Ant Financial(アント・フィナンシャル)は、4億6,000万ドルの資金調達ラウンドの際に、AlipayのSmile to Payテクノロジーを推進したMegvii Technologyの投資を拡大するための一連の企業にリストアップされていた。

ロイターによれば、同決済会社はFoxconnおよびラウンドをリードする中国国営ベンチャーキャピタル投資ファンド(Capital Venture Investment Fund)に加わったという。この投資ファンドには、複数の小規模投資家も参加している。

Face++としても知られるMegviiは、AlipayのSmaile to Payシステムを開発した。このシステムは現在、中国の少数の小売店にて試用されている。このテクノロジーは3Dカメラを使用して、顔の特徴を検出して支払を検証する。

Ant Financialおよび関連会社Alibabaでは、パスワードに代わって、安全でより便利な代替ソリューションを求めている。そのため、バイオメトリック認証テクノロジーは、これらの会社の代表らの間で数年にわたり話題になってきた。

2016年9月、Ant Financialは、米国の眼球認証テクノロジー会社EyeVerifyを総額1億米ドル超の金額で買収したという。

今月初めに行われた英国の支払業界イベントでは、EMEAビジネス開発ディレクターTao Tao氏が、顔認識トライアルおよび、指紋スキャンなどのバイオメトリックツールの調査に加え、同社が虹彩認識テクノロジーにおいて「多額の投資」を行っていることを正式に発表した。