韓国は、外国からの投資に対し、通信セクターを開放した。しかし、ウォールストリートジャーナルの報道によると、韓国の3つの主要な携帯電話会社は対象外であることが明らかになった。

EUおよび米国との自由貿易協定の一環として、小規模な事業者への外国からの投資を可能にするために、規制が緩和される。

通信セクターにおける外国からの投資は、以前は49%に制限されていた。だが、外国企業は今後、通信事業において100パーセント所有することができる。ただし、それらの企業は出資に対して、現地で持ち株会社を設立しなければならない。

しかし、 SKテレコム、KT、LG Uplusは対象外となる。未来創造科学省(Ministry of Science, ICT & Future Planning)の当局者は、新たな規則は、モバイルおよび固定回線通信サービスを提供するいくつかの小さな企業に適用されると述べた。

理由は述べられなかったが、 WSJの報道によると、これはセキュリティ上の問題やネットワークインフラの戦略的重要性に関連している可能性があると推測される。

先月、インド当局は、外国による通信会社の所有に対する制限を解除した。同国の通信委員会が提案したこの動きは、経済成長を後押しするために、外国による長期的な投資を高めることを目的としている。

GSMAインテリジェンスによると、第2四半期末に、韓国では5540万台のワイヤレス接続があった。マーケットリーダーのSKテレコムは2710万台の接続で、第2位に位置するKTは1740万台の接続、第3位のLG Uplusは1050万台の接続となっている。