Eコマースの大手アリババのモバイル決済部門で、中国最大のサードパーティ決済サービスプロバイダであるアリペイの調査から、中国で昨年、モバイル機器による決済がオンライン決済全体の約65パーセントに上ったことが判明した。

2014年にはこの数字が49パーセントであり、その増加率から、今後は財布がスマートフォンに置き換わる人が多数派になると予想する声も出てきている。

中国国内では現在、19省124都市で1億人以上がアリペイを利用しており、数値データから、40種類の公共サービスと4,000を超える業務アプリケーションがアリペイのプラットフォームを通じて提供されていることがわかる。

アリペイによると、医療費や交通賃の支払いに加え、積立資金残高や社会保障費の確認、婚姻登録事務所の予約、そして香港およびマカオへの出入国許可証の更新にも、アリペイのサービスが利用されているという。