購読者数世界一を誇るモバイル企業の中国移動通信(China Mobile)は、今年度開始時点からの9か月で、利益が緩やかに上昇したものの収入がわずかに下がり、期待された通りの収益が上がっていないことを発表しました。

市場をリードする同社の1月から9月に渡る期間の利益は前年同期比で3.1%上昇してCNY950($137)に達し、これはチャイナタワーの株式公開による一時的な収入を含まれます。

サービス売上高が2017年の同期と比較して0.6%改善してCNY5180億に達したにも拘わらず、合計営業収益はCNY5680億と0.3%落ち込みました。製品売り上げは9%落ち込み、CNY493億となりました。

年度における最初の6か月間で、モバイルサービス収益はわずか1.1%増加のCNY2680億にしか到達していません。同社は9か月間のモバイル売り上げの内訳は公表していません。

同社は公式声明にて、市場での厳しい競争、データ価格の急速な下落、データ「ローミング」料金のキャンセルを受けた収益の大幅な削減に起因する「厳しい逆境」の中で、「速やかに事業戦略を修正し、市場競争に積極的に対応した」と述べています。

モバイル購読者数は年間で91600万人へ4.3%増加し、4Gのユーザーがおよそ12%増加して69500万人に達しており、全体の76%を占めています。

ARPUCNY55.70と、6月末で4.1%下落しました。

ユーザーごとの月間平均データトラフィックは年度比で156%増加し、3.1GBに達しています。