シンガポール第3のキャリアであるM1が、ファーウェイの商用ハードウェアとCAT14の試作品を使用し、自社のLTE研究所で最大1Gb/秒超のダウンロード速度を達成したと発表した。

同社によると、この実験は、3つの搬送波を束ねたキャリアグリゲーション(CA)、4×4 MIMO(多重入力多重出力)、256 QAM(直角位相振幅変調)、ならびに2つの搬送波を束ねたアップリンクCAを組み合わせて行われ、最大130Mb/秒のアップロード速度も実証された。

M1のデニス・シークCTOは、「5G技術の登場を前に、現在の4G技術の性能をさらに拡張し、最大1Gb/秒を超える驚異的なダウンロード速度を実現できる」と述べた。

ファーウェイLTEネットワーク部門の総責任者であるワング・ジュンによると、今回の実験は、シンガポールにおける、いわゆる「4.5G」時代の到来を告げるものだという。ファーウェイは、中国移動、HKT、ソフトバンク、テリア・ソネラ、タークセルとの共同プロジェクトに言及して、4.5Gを強くアピールしている。