家電大手のサムスンが、今年度の営業利益予想を30兆6000億ウォン(275億ドル)と発表。営業利益が30兆ウォンを超えるのは、36兆8000億ウォンを記録した2013年以来、同社にとってもまだ2度目のことで、韓国の金融アナリストによると、旗艦モデルであるGalaxy S7およびS7 Edgeの好調が原因という。

 

サムスンが4~6月期の大幅増収を発表したことを受け、FnGuideが通年の収益目標を上方修正したと聯合ニュースが報じた。第2四半期における同社の営業利益は8兆1000億ウォンで、前年同期比で18パーセント増えた。

 

ITおよびモバイル通信部門(ハンドセット部門を含む)の第2四半期営業利益は、前年同期比56.5パーセント増の4兆3200億ウォンで、収益も1.9パーセント増の26兆6000億ドルを記録した。

 

下半期には新型Galaxy Note 7による収益押し上げが見込まれることから、聯合ニュースは、今年度の収益予想を約3パーセント増の200兆ウォンと報じた。

 

調査会社ストラテジー・アナリティクスによると、スマートフォンの世界市場におけるサムスン製品の第2四半期のシェアは23パーセントで、引き続き首位を堅持。世界全体で7760万台という出荷台数は1年前と比べて21パーセント増えており、2015年第2四半期の出荷台数7190万台との比較でも8パーセント増加している。